3月11日に起こった地震より1ヶ月半経過しました。
地震や関連する騒動のショックにより、社会経済及び企業活動の自粛ムードが起き、
色々な事業に関わる小規模事業者は干上がった状態になってしまっていましたが、
まもなく5月になる今日この頃、入ってくる案件もだいぶ本格的回復に向かってきていると実感しています。
案件の戻り具合を見ると結構興味深いものがあります。
私は最近は企業向けの教育ソリューション(まぁ研修)と企業のトップからミドル向けのコーチング、組織変革・活性系のサポートが仕事の大部分なのですが、
トップ向けのコーチングは、震災対応のドタバタが収まると通常通りに動き出しました(セッションの中身は総じて深い内省に至る場合が多くなりました)。
組織変革・活性系のサポートも、ドタバタ収集後すぐに事前着手の動きが活発化してきています(3.11以前よりもむしろニーズは大きそう)。
ミドル向けのコーチングはケースバイケース(私のクライアントは平常になっている)。
一番帰りが遅いのが企業研修の分野、若手向け施策といった具合です(会社さんによっても濃淡あるそうですが)
これには色々な解釈の仕方があるのでしょうが、
私は(あくまでも)個人的に、
「本当に経営に必要と思われている度」
なのかなと感じてしまって、キャリア的に色々な気持ちが心をめぐった一ヶ月半でした。
震災対応で忙しくても時間を作って思考を練る経営層、リーダーの方々にリスペクトを覚えつつ、
「(でも研修や若手向けの取組みにも、同じだけの必要性を感じ情熱を注いでいるんだけどなぁ。。)」
「自分のキャリアの今後をどこにフォーカスしていくべきなのかな?」なんてね。
まぁ、繰り返しますがこの現象には様々な理由が考えられますから一方的な主張をし過ぎないように気をつける事と致しましょう。
ついでなので、
空いた(空き過ぎた)時間に、仕事と関連してきそうな環境変化と仕事への直接的影響なぞもつらつらと考えました。
そのなかでとても心に残ったのは、
①ここが日本に関わる色々な変革の分岐点となる?
②今回の災害に絡んで新しいパラダイムの芽を持った人が多く現れる?
③キャリアデザインにおいて、生き方がより重要なテーマとして扱われる?
④社会の公器としての企業のあり方をより深く考えなければならない時代に?
という点でしょうか。
一個一個は深く言及しませんが、なかなかに自分のキャリアに大きな影響をもたらしそうなインパクトを持っていそうです。(これからが楽しみですな)
追伸
ちなみに、ここで上げた考えですが、日本全土に適用できるような話ではないとも言えるでしょうね。
色々な友達と話をすると、西日本は少々3.11の受け取り方に東日本と温度差が多少ありましたし、神戸震災を体験されている方は非常に多様な受け取り方をされていました。
総じて均質均等がグローバル的な特徴だった日本も色々な差が大きくなって行くのでしょうか。。