2010年11月12日金曜日

良い場所に辿り着くには(コメントにお応えして自分のケースを)

正義や公正さが語られず、顧客への愛も語られず、夢も語られず、愚痴や他者の非難がいっぱいの組織は長くいたくはないですよね(でもこういうのって、案外悪気なく無意識で行われているんですよね) 

こういうのにどうすれば巡り会えるんでしょうか・・・? 自らコントロールできるもの(感情)を変えたほうが良い、等と言われますが、やはりどうしても合わない上司との関係はとても辛く感じます。
最近燃え尽き感が強い昨今です。会社をやめてしまうくらいに考えないといけないのか・・・


珍しくブログに(SAさんから)コメントをいただきました。読んでたら気持ちが上がってきたので長くなっちゃうからブログにしますね。



「口で言うのは簡単だけど、実際はねぇ」って感じですよね。
自らを変えるというのもコミュニケーションの理屈的には正しいですが、辛いものは辛いです。辛さが高すぎるとなかなか気持ちを制御できないですよ。

私もこんな状況が何年も続いて、ぶっちゃけ、だいぶ腐ってどす黒くなっていましたから気持ちすごくわかります。

ただ、私の経験で言うと、でも諦めちゃ駄目って感じですかね。諦めたら環境に巻き込まれてそこで終了です。そんな人を何人も見てきたし今も見ています。

それと、ささいな事でもいいから行動するってことでしょうか。


諦めず自分の想いを発信する、「同じ想いの言葉」を発する人を探す、そんな人と呼応する、そういう時間を必ず確保する、それもできるだけ長く。onタイムで駄目ならoffタイムでもいいから。

そして、そういう連中に認められる様にこっそり自分を磨く。

そして、折角だから仕事の時間もそんな時間に変えてしまうために知恵を使う。

って感じですかね。

自分のケースでは、

最初はひょんなことから社外でそういうコミュニティを見つけました(ただの社外研修です)。そんな連中と話していると本当に落ち着いて「ああ。ようやく真っ当な場所に辿り着いた」と感じましたっけ。

そして、少し心が安定したので(自分を変えられる余裕ができた様で)、社内で構えず同じように想いを呟いてたら、案外周りにも同志がいることがわかりました。(驚いたのは入社時に出会った少々違うタイプと思っていた先輩が、気づいたら一番の仲間になっていました)

そして、OFFで喋っているだけじゃつまんなくなって、せっかくだからそんな想いを仕事でしゃべっていても不思議じゃない場所を作ろうとしてねちっこく活動してたら10年目位にそんな場所ができあがりました(10年です。長いでしょう?())。

実はそれからも紆余曲折あったのですが、基本はハッピーなキャリアにトレンドが変換した感じです。そして、気づいたら、さらに想い強くなって独立しちゃいました()

今思うポイントは、諦めなかったこと尽きるかなと。そしてそれを仕事で実現できるように知恵を尽くすってかんじでしょうか。どうせ頭使うなら、適応や我慢用じゃないところにしたいですものね。(自分にやりたいことなら知恵は凄く回ります。これ経験談)


さて、これはあくまで一個人の例です。SAさんに合わない場合もあるかもしれません。
でも諦めないでくださいまし。

先ずは、自分の心が落ち着く時間と場所をなるべく身近に確保することかもしれませんね(心が落ち着くというのはレジャー的に抜くってことではなく、心の想いを誰かと交わすってことが大事です。)

SAさんオリジナルなハッピーストーリーができることを祈ってますね。

2010年11月10日水曜日

キャリアコーチングで感じたこと

以前勤めていた会社にキャリアコーチングサービス(1:1でキャリアデザインの相談を受ける)を提供してもう3年以上になります。

当初は予想に反してなかなか申込が少なく、心配もしましたが徐々にクライアントも増え始め、だいぶこのサービスも組織に定着してきたかなぁと嬉しく感じています。

昨日もサービス提供日でしたがなかなか良いセッションが多かった気がします。

その中で感じたことを二つ。

一、
とかく企業組織では、
「上司の話では筋の悪い仕事らしいので。。」「先輩のアドバイスでは今度の上司はろくな人じゃないらしいんです」「今、場を乱すような発言をすると評価で損するよ」
といった、仕事上の噂が多く飛び交うものですが、そういった他人の評価や噂を無条件に鵜呑みにする仕事人生は止めた方がいいですね。自分の目で見て、自分の頭で判断した方が良いと思います。

人の好みはや仕事の耐性は様々ですし、自分で物事を判断しない人生を長く過ごすと意志の力が弱くなってしまいますからね。案外、人の逃げまわるところに美味しいものが眠っているかもしれません。

ちなみに、前の会社では私が手を出す前は誰もキャリアの相談サービスを会社に導入しようとする人はおらず、「面倒くさそうな仕事」とスタッフ組織に思われていた案件だったそうです。

私はその仕事が無競争下でやれて幸せです。


二、
「自分が正しいと思うこと」「自分が興味を感じる話」「自分がわくわく感じる話」が普通に溢れている仕事の場にできるだけ身を置くことが望ましいなぁと思いました。
その人の考えが正しかったり、素敵な夢を持っていても、それが誰にも発信できない場所にいるとエネルギーもわかないし、研鑽意欲も下がりますからね。

その仕事場で普段どんな会話が自然になされているかを知ることが何気に大切なことかもしれません。
正義や公正さが語られず、顧客への愛も語られず、夢も語られず、愚痴や他者の非難がいっぱいの組織は長くいたくはないですよね(でもこういうのって、案外悪気なく無意識で行われているんですよね)