2010年4月19日月曜日

セカンドセルフ

ひっさびさのブログです。

この間、ヒューマンバリュー社の高間邦男さんが書いた、

あなたの中の変えるチカラ」を読んでいて、

『セカンドセルフ』というキーワードをゲットしました。

これは、自分の中で今まで言動を支配していたメインの人格ではなく、
今まであまり表に出なかった人格のものの様なものを指していて、

人は何か思考や言動を変えたいと考えた時は、
メインの人格を改善するようなアプローチでは駄目で、
何か自分の中の別の人格を
新たに起動するようなアプローチでないとなかなかうまくいかない。
といった説明で使われていました。

また、そこで出てきた例で分かりやすいものがあって、

「女性に赤ちゃんができた場合、それをきっかけとして、「子供にとってよかれ」という想いや、「子どもが立派な人に成長しますように」という想いが生まれる。それがセカンドセルフである。そうすると、エゴにある「ゆっくり眠りたい」という欲求や「自由に好きなことをやっていたい」」
という欲求を超えて、母親らしい思い方や行動をとるようになる。」

と書いてあって、

これを読んで、「うわっ、これ、俺ら夫婦のことだわ。わかるー、この感覚」と思ってしまいました。
(間違いなく我々夫婦は子どもが生まれる前と生まれた後では言動違います(笑))

そして、この『セカンドセルフ』というキーワードですが、
妙に私の思考と相性が良くてこのところ頻繁にこの言葉を使うようになりました。

コーチングをしていて思うのですが、
人が変わるのって本当に簡単なことではなくて、そうそううまくいくもんではありません。
(難しくてもそれをすんのがおまえらの商売だろっと突っ込まないでくださいまし)

本当に変わるためには、

「今までの自分ではなくて、違う自分に生まれ変わる位じゃなくちゃ!」

と思うくらいで取り組んだ方がうまくいくかなと感じますし、
最近の自分の仕事(コーチ、講師、等々)ではこの感覚でクライアントに対しています。

そもそも今までの環境で長い時間をかけて
(自分なりの)最適化行動を繰り返し安定したのが今のメイン人格ですから、
その世界観の中で変化を起こそうとしても、当然制御機能が無意識に働き、
元の安定状態に戻そうとするのではないかと思います。

愚痴は言うけど、結局はできない理由を並べて自分を正当化するプロセスなんていうのもこれかもしれませんね。

みなさんもどうですかね。セカンドセルフを起動していますか?

私なんかは昔の友人と再会すると、「別人に感じるよ」とよく言われます。

いやそれは髪のせいか。。