この間、ある会社で部下育成意識の高い管理職数人と人事部の方とともに意見交換をしました。
昨今は、チームの業績、プロジェクトの管理、部下の評価、一人のプレイヤーとしてのパフォーマンス、膨大な事務処理(やらなければいけないと誰かに抱かされた仕事)、(+この経済局面の打開も?)等々の役割をしょわされ、そして育成責任と、アンフェアと言ってもしょうがない位きつい状況にあるミドルリーダーの方々ですが、
さすが、育成に意識の高い方々だけあって、なかなか良い情報の交換ができました。
その中でも、あるリーダーが最後にいった一言が、頭にずーっと残っています。
「意識の低い奴(ミドルリーダー)には、育成をさせて欲しくないんです。」
ともすると、最近のミドルリーダーにとって育成はやっかいなノルマとして感じられている事も多いんで、この発言にはしびれました。
今、企業組織に限らず部下の育成に関する意識や行動には本当にばらつきがあり、それにより部下の育ち方のばらつきもすごいことになっています。
(ちなみに成長を支援してもらう方の責任はここでは置いておきますね。)
部下の成長支援を本気でやっている人なら、この発言に深く同意できると思います。
本気でサポートしていた部下が、あるタイミングで、ぐっと成長して、面構えが精悍なものになる(女性で精悍っていうのもなんだな。。「充実感と自信に溢れた表情」の方がいいかも(笑))、そういった瞬間に立ち会える喜びって最高ですよね。
大変だけど意義の深い仕事じゃないかと思います。
こんな発言ができるその人も、人として良い成熟段階に入っているんでしょうね。