先週は例のキャリアデザイン研修の第2弾でした。(第1弾はこちら)
やはり感じる印象は前回と同様です。
「
2年目にキャリアデザインに関してきちんとした基礎を教わっていると、5年目で初めてその考え方に触れた者よりも、
・キャリアデザインに関して、知識ではなくスキルのレベルで差異がある。
(的を得た自己分析や相互アドバイスの精度が高い。職務環境への戦略的行動も僅かに精度が高かった)
・職業的自己概念(キャリアアイデンティティ)が成熟していると感じた。別の言い方をすると、プロ(正確にはプロの卵)意識がやや高い。
総括すると職業人としての大人度が高かった気がしました。
」
まっ一見当たり前の話ですが、私は結構重要だと思います。
要するに
「自律した大人な職業人になってもらいたければ(欲しくない経営者・管理者はいるでしょうか?)、早いうちからきちんとそうなるための教育をしておいたほうが良いということだと思います。
もちろん、そんな教育は無くても厳しい仕事環境から自ら学び取れる者もいますがごく少数であることは断言できます。たまたま実った野生の果実といったところでしょう。
教育でプロ意識を持った社員の割合を増やすことができるなら投資価値はあるのではないでしょうか。
でも、会社が社員に馴れ合い、もしくはアメムチ方式で言うことをきかせたいならば、この教育はもしかしたら逆効果になるかもしれません。
当然、今回の研修を通して気付いた課題もあります。
「研修教育によって、キャリアデザインに関する高い意識と分析スキル向上により自己認識は上がっているものの、ありたい姿になるために現実の職務環境にどの様に働きかけてそれを実現していくかの落とし込みの部分がまだ甘い(成否は個人資質と環境に大きく依存しており教育効果はあまり機能していない)」
つまり、結局、賢くはなったものの現実の厳しさに降参して意思の無い労働者に成り果てるリスクがあるということです。
これでは教育の効果は殆ど出ないことになる。これはもったいない。
私の師匠(勝手にそう思っている)の言葉を借りると、
「自身のキャリアを意識したセンスの良いジョブデザイン能力」
をきちんと見につける必要があります。そしてここが最も重要な部分かもしれません。
ここに関してはコーチングが効果的なんですが、果たして研修教育的な方法で精度が上がるのか?
まだわかりませんが試してみたい領域です。
うーむ。うまく整理できていないのでわかりにくい文章になっている気がするな。。。未熟。。
ちょっと余談的に面白かったのは、
今回クラスにキャリア的に特にいい感じになっている者が数名確認できたのですが、
・仕事を自分事として深く思考している
・言語化が発達している(能弁に仕事を語る)
ことは共通でした。
それで興味を持ったのでさらにインタビューをしてみると
・上司からは比較的大きな範囲で自由にやらせてもらっている
・上司から仕事に関して自らの意見をきちんと主張するように常に求められている
(甘いとガツンとリターンされるそうです)
やはり若手にとって上司の存在は大きいですね。
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