私の研修の特徴としてよく言われるのが、
研修そのものの内容だけでなく関連する情報の量が豊富とのことです。
これは私だけの特徴ではなくて、
普通に一生懸命仕事をしている講師であれば
「できるだけ多くの使えるお土産を持って帰ってもらいたい」
と考えるのが当然ですから、
そうであるのが当たり前と言っても良いかもしれません。
(使えない知識をうれしそうにべらべら大量に語る講師もそこそこいる気もしますが)
ただ、受講者の空気をつかみかねたり、自分の内側に意識が集中してしまうと
適度とはいえないコンテンツ過剰の状態が起こってしまい、
かえって受講者の学びを阻害したのではという反省に時々陥ったりもします。
これは、情報提供よりも受講者の内面の活性に重きを置くファシリテータータイプの講師からは駄目な例としてよく挙げられています。
ファシリテータータイプは、受講者の潜在能力を信じ、講師の介入をできるだけ控えて、場の活性化・参加者の(心の)オープン化促進に注力する傾向があります。(そうすれば受講者が勝手に成長していくという感じですね)
私としても、そういった側面も重要だと思っているのでファシリテータータイプとなるべく訓練をしているのですが、性格のせいか、よくやる研修コンテンツが原因か、場を信じて一歩引いてニコニコ見守ることに徹することがイマイチな感じがします。
かといって、何でも知っている人として壇上で訳知り顔で一日語りっぱなしというのも(受講者の脳の活性化という点で)違和感があるので、
プロのファシリテーターというより、みんなと仲間の様に対等な感じでわいわいディスカッションをしながら、適度に場を調整したり参加者を活性化させて行く方が今の自分としてはナチュラルな感じでおさまりがいいです。
うーむ。アマチュア臭いな(笑)
(でも裏では結構レアな技術を駆使しているんですけどね)
構造化が弱いのかもしれないな。。がんばろうっと。
追記:
この間の新人導入研修で一つ言及し忘れた内容があるので補足させてください。
(このブログを見ている人は殆どいないでしょうが)
我々が、生まれつき保有している能力でなく、かつ学生の時まで殆ど開発されていないもので、
企業人として使いこなせた方がお得な能力があります。それは、
「上司をコントロールする力」です。
今すぐできなくて当然で、徐々に開発していけばいいですから意識しておきましょう。
(ちなみに自分はこれが未熟で相当苦労しました。)
上司は自分より仕事全てに優っていて快適に自分をコントロールしてくれるという幻想は捨てましょう。
(だからと言って上司を無視して勝手やるのも企業においては強い政治力学が存在するのでリスクが高いです。)
面白いことにこの幻想を捨てた方がかえって上司といい関係になれます。
もちろんその前に「自分をコントロール能力」も磨かなければなりませんけどね。
腹たつんですよ。最初はこれが(笑)
4 件のコメント:
自分の仲が良かったり、信頼関係が気づけているクライアントから自分に関してのFBをもらうと、きづきが多く、今回の内容のようなことを言われることが多いですね。
祭りは裏方で企画して見ているだけでなく、一緒に楽しみたいタイプなのかもね。
(一般的に言われている)プロファシリテーターには向かないかもね(笑)
「上司をコントロールする力」というと,何となく嫌な響きを感じるのですが,指摘していることは分かります.
個人的なイメージとしては,
1. 自分をコントロールする能力
2. 部下,後輩〜〜
3. 上司〜〜
という順番だと考えているのですが,いかがでしょうか?
新社会人の身としては,金銭・時間・健康・仕事など,自分をコントロールする能力をもっと上げたいですw
嫌な響きを感じますか?そうかもしれませんね。研修じゃないからニュアンスも伝わらないでしょうしね。
コントロールの範囲はあくまでもビジネスゴールを追うことを目的として道徳の道から外れた行為をするわけではないです。
スポーツの様に、チームメンバーはキャプテンであろうが監督であろうがゴールを達成するためには時に他のメンバーのコントロールに従い動くのと一緒です。
その際に、「俺は下っ端だからキャプテンやコーチを動かすのは恐れ多い」なんてやってては駄目ってことです。会社組織においては双方納得づくの世界なんですよ。
レベルの高いリーダーは必ず「俺をうまく使えよ」って思ってますよ。
(「但し稚拙なコントロールしたらギタンギタンにしてやる」と思ってもいるでしょうがね(笑))
順番は1は必須ですが他はケースバイケースです。一般的には1.3.2.の順番だと思います。もしくは1に常に試行錯誤しながら2と3をレベルを上げながら交互に繰り返す感じかもしれません。
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