以前、会社の教育担当をしていたときにハイパフォーマーの資格取得の傾向を分析したことがあります。
そこからわかった内容は、「ハイパフォーマーは資格コレクターと一致しない」「(しかし)ハイパフォーマーは資格というものを軽視しているわけではない」といったものでした。
もう少し説明すると、
「ハイパフォーマーは、比較的難度が高い資格を、それに関連した業務/プロジェクトを経験した前後に取得している」
これが共通項でした。
本人達に意図を直接聴いたわけではないのであくまでこちらの解釈ですが、
実際の業務経験と一般市場で認識されている知識やオーソライズをきちんとつなげておくというアクションは、本人の幅だしはもちろん、スキルのポータビリティ(トランスファードスキル)化になり、結果的に市場価値の向上に非常に効果的だと思いました。また資格取得の確度も上げられる有効なアプローチでもあります。
頭の片隅に入れておくには面白い情報だと思います。
ちなみにその際のデータ(社員数)は1000名程度で(そのうちハイパフォーマーとしてカウントしたのはたしか20名程度)、おまけに業界はITエンジニアリングなので、どこでも通じる「間違いない!」法則とまでは言えないですが。
NBonlineに社内資格制度に関するコラムが掲載されていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20080314/150097/
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これを書いた吉田典史さん、きちんと現状を捉えた的確なコラムだと思いました。
私の前の会社(なおかつ大クライアント)も導入していて、残念ながらあまりに物騒なテーマなので誤解をさけるために細かい意見は割愛せざるをえませんが(文章って結構誤解を生んでしまうんですよねぇ。。)、
ただ、、社員側のメリットを最も納得のいく形に構築できなければうまくいかないのは確かでしょうね。その資格を得ないとその仕事ができないという業務独占的な資格にして社員が取らざるを得ない様にする手もありますが、私は納得感なく強制されるのは嫌いですし外部統制圧力による支配は圧力がなくなった瞬間に支配は機能しなくなるので、結局は息苦しい縛りあいになってしまうと思います。
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