2008年3月11日火曜日

一皮むけた人の顔は変わる

後輩との飲みの席でそういう話をした。

自分は身の回りの人のこういったサインをできるだけ見逃さないように気をつけている。

これを初めて意識した時は30歳過ぎのこと。
当時付き合いのあった調査会社の社長(米人)と久しぶりに再会した時だ。再会するなり奇妙な顔して見つめる彼。

自分「ん?どうかした?」
「おまえ何かあったか?」
自分「いいや別に。そういや最近課長代理に上がったかな」
「そうかぁそれかな。いやお前なんか顔変わったよ」

その時はあっちの人は変わったものの言い方をするわいとピンと来なかったのだが、後から考えるとちょうどその時は仕事のものすごい修羅場を越えた直後だった。

どうやら仕事を通して人は顔が変わるのかもしれないとその時は思ったものだ。

その後、カウンセリングやNLPでの人の微妙な表情の変化を感じ取れる訓練を通して、こういった【一皮むけた人の顔の変化】をキャッチできるようになった。また、自分も他者に何回か同じような指摘を受けた。人は仕事(だけじゃないだろうけど)の大きな試練を乗り越えた時、顔つきに微妙な変化が現れる。(かつ、どうやらきちんと目に見える成果も出ることが大事なようだ)

自分はコーチングする際にはこのレベルの変化をクライアントに求めることにしている。そして、その成し遂げたかどうかの兆候をこの顔の変化に求めることが多い。
また、コーチング関係なく周囲の人にこういった【顔立ちの変化】が見えたときには必ずフィードバックをすることにしている。普通の人は自分の表情の変化には気づきにくいものだからだ。

せっかくストレッチな良い経験をしても自分に表れた変化が認識できないと、一皮むけきらず元の顔立ちに戻ってしまうこともあるからだ。それはあまりにもったいない話だろう。

もし部下を持っている人がいたら、部下のストレッチ経験直後の顔立ちの変化に注意してフィードバックをしてあげる気持ちを持ってもらいたいと思う。おそらく世の中には困難を乗り越えたのにも関らず周囲の無関心で一皮むけるチャンスを逸してしまっている人は多いのだと思う。

でも、女性には時々このアプローチは失敗する。

私:「あれぇ顔立ち変わったんじゃない?仕事で何かあったかい?」
相手:「いえ、髪切りましたからね」or「えーっ!太りました?」or「私やつれてます?」

どちらかというと、むっとした感じで返答されてしまう。。

女性は難しい。。

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