2008年3月3日月曜日

仕事の雑談

今回の研修は想像以上にフィードバックをもらうことができた。研修が良いセッションになるとフィードバックもたくさん貰える。良いセッションというのは、講師の力ではなく(もちろんこちらはへろへろになるけれど)、講師側と受講者側のシンクロの度合いだなと感じる。どんなに気合を入れても受講者と微妙にすれ違うと驚くほど結果は変わる。そこが難しくもあり楽しくもある。

まっこんな能書きはさておき、今回うれしかったコメントのひとつがこれ。

「(仕事に関する)まじめな話をしているのに本当に楽しかった」

これは本当にうれしかった。自分がお願いしたのはまさに

「仕事の雑談を楽しんで」だからだ。

キャリアをテーマに研修をするのにガチガチにカリキュラムで縛るのはやるせない。
元気な会社、元気なキャリアを過ごしている人は例外なく仕事の雑談を楽しそうにする。自分の仕事の話を殆どしなかったり、愚痴オンリーにしてしまってキャリアデザインがうまくいくわけがない。(ひどい環境や仕事をジョークにして笑い飛ばすのはありだと思う。変にまじめすぎてもいただけない)
仕事を忌み嫌う存在にしてしまったら、キャリアの神様も「計画された偶然」を与えてはくれないと思う。
最近、仕事の雑談を楽しそうにする人が減った感じがするのは気のせいだろうか?

そういう自分も若手社員の頃キャリアに悩んで会社や仕事を呪っていたからあまり偉そうなことはいえる立場ではない。だけど、楽しそうに仕事の雑談をする友達を見たり、自分も仕事を楽しむことにしてから「これが本質だな」と考えが変わった。昔は「もっとまじめにやるべきだ」なんて思ったこともあったが遊び心無しの仕事は案外キレが悪いのも経験から学んだ。最近では人が楽しそうに仕事の雑談をするのを聞いてるとなんか心がほっとする。

うちのクラスは今回がっつり雑談まくりだったので、隣のクラスはさぞかしうるさかっただろうが是非とも許してもらいたい。もしかしたら研修のコンテンツや自分のアドバイスよりも、受講者のみんなは仲間との雑談の中からの方が学びは多かったんじゃないだろうか。

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