最近、「ダブルキャリア」(生活人新書)という本を読んだ。
その本に書かれていたセリフが背筋を正す様な気持ちにさせてくれた。
ある学習塾のコンサルタントさんが話してくれたものらしいがなかなかに奥深い。
「いい塾の先生は子どもが家に帰って勉強したくなるような授業をする」
コーチングや講師業に携わる者は心していなければならないセリフだと思う。
この考え方は自分のやり方のベースになっているが、これを愚直に徹底し続けることは結構難しい。
勉強すべき知識内容そのもの(コンテンツ)にフォーカスするより、
クライアントが学ぶプロセスにフォーカスする方がより大きな成長に寄与することができる。
ただ、クライアントの機会から学ぶ力には非常に個人差が大きい。時に学ぶ力がまだ磨かれていない人には答えに近いところまで導いて、徐々に学ぶ力を上げる手伝いをしなければならない(と個人的にと思っている)
ただ、これは度を越すと相手の学ぶ力を削いでしまう恐れもある。非常に加減が難しいやり方だ。
状況に柔軟に合わせて最も効果の高いやり方をとる。
ただ、上記のセリフを常に忘れず自分に問いかけ続ける。
それこそを自分のスタイルにしたい。
ちなみにこの本そのものも結構よい本だと思います。
企業に勤めつつも自分のキャリアに確信が持てずもやもやしている人は一読の価値があります。私もこの考え方を時々クライアントに勧めることがあります。そもそも自分にしても似たスタイルで自分のスキルを磨きましたから。
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